スタートアップの資金調達にクラファンがおすすめな理由4つ
2025年01月11日
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今回は、スタートアップの資金調達方法としてクラウドファンディングがおすすめな理由4つを紹介します。スタートアップの一般的な資金調達方法や事例も紹介するので、ご参考にしてみてください。
スタートアップの資金調達方法
スタートアップの一般的な資金調達方法は、融資や出資です。売掛債権を売却したり、補助金や助成金を活用したりする手段もあります。スタートアップの資金調達方法を詳しく解説します。
融資を受ける
銀行や政府系金融機関の審査を通過すれば、融資を受けることができます。融資を受けるメリットは、ベンチャーキャピタルなどと比較して、大規模な資金調達ができるケースがあることです。出資ではないため、経営への関与が少ない点もメリットといえるでしょう。
融資を受けるデメリットは、審査が厳しく時間がかかる傾向にあることです。すぐに資金が必要な場合は、融資では間に合わない可能性があります。
出資してもらう
エンジェル投資家やベンチャーキャピタルを通じて、出資してもらう資金調達方法もあります。出資してもらうメリットは、返済義務がないことです。投資家の中には経営の経験が豊富な人がいることもあり、経営指南を受けられるメリットもあります。
出資してもらうデメリットは、投資家からの期待に応えられなければならないことです。出資比率によっては、経営権が投資家に依存し、経営の意思決定の自由度が制限される可能性もあります。
売掛債権を売却する
売掛債権の売却とは、ファクタリング会社などに売掛債権を売却し、予定より早期に現金化することです。売掛債権の売却のメリットは、スピーディーな資金調達ができることです。
資金繰りを改善できるため、経営難に陥りそうなときの手立てとなるでしょう。売掛債権の売却のデメリットは、手数料が発生することです。売掛債権の一部を手数料として支払う必要があるため、本来受け取ることのできた金額より少ない資金を得ることになります。経営状況によっては、利用できない場合がある点にも気をつけましょう。
補助金や助成金を活用する
国や自治体がスタートアップを対象とした、補助金や助成金の制度を設けていることがあります。条件を満たして申請し、審査を通過すれば、補助金や助成金を受け取ることができます。
補助金や助成金を活用するメリットは、原則として返済義務がないことです。事業の立ち上げや拡大、新たな機器の導入などに活用できます。補助金や助成金を活用するデメリットは、審査が厳しく通過するとは限らないことです。
申請や審査のために多くの書類を用意したり、事業計画書などを新たに作成したりする手間も発生します。また、補助金や助成金は必要な資金の一部を補助・助成してもらえる制度であるため、資金不足問題を根本的には解決できない可能性もあります。
スタートアップの資金調達にクラファンがおすすめな理由4つ
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スタートアップの資金調達方法としてクラウドファンディングがおすすめな理由は、最小限の資金で事業を開始でき、新しい商品やサービスをPRできることです。市場調査とマーケティング効果を獲得できたり、資金調達以外のメリットも得られたりします。スタートアップの資金調達方法としてクラウドファンディングがおすすめな理由4つを紹介します。
最小限の資金で事業を開始できる
スタートアップの事業では、新しく革新的な商品やサービスの開発販売をすることが多いかと思います。新たな商品やサービスの開発販売には、多額の資金が必要となります。
クラウドファンディングで目標金額を達成し、多くの支援を集めることができれば、最小限の資金で事業を開始できることがメリットです。プロジェクトが想定以上に大きな成功を収め、余剰資金が発生することもあります。
新しい商品やサービスをPRできる
クラウドファンディングは、プラットフォームを利用して実行します。大手プラットフォームであれば、既に何十万人もの会員がいるため、全国各地のたくさんの人に、新しい商品やサービスをPRできます。
普段ターゲットにしていない層にも情報を届けられるため、新たな顧客の獲得につながるかもしれません。クラウドファンディングを実行するだけでも、大きな宣伝効果があるのがメリットです。
市場調査とマーケティング効果を獲得できる
スタートアップには、実績や経験が比較的少ない特徴があります。クラウドファンディングでは、消費者の動きやリアルな感想を得ることができます。市場調査ができるため、今後の事業に活かせるのがメリットです。市場調査で得た情報をもとに、新たなマーケティング戦略を立てることもできます。
資金調達以外のメリットも得られる
クラウドファンディングで得られるメリットは、資金調達だけではありません。クラウドファンディングを実行すると、顧客やファンを獲得でき、直接交流ができます。コミュニティの形成にもつながるため、スタートアップ企業の今後の大きな味方となるかもしれません。
目標金額を達成したあとは、ネクストゴールとして新たな目標を設定し、支援者と一緒に目標達成を目指すこともできます。クラウドファンディング終了後もサポートを受けながら、 再び新たなプロジェクトを立ち上げることも可能です。
スタートアップのクラファン資金調達事例
スタートアップがクラウドファンディングを検討するときは、成功事例を参考にするのがおすすめです。プロジェクトのジャンルや目標金額、リターンの内容などを分析してみましょう。スタートアップのクラウドファンディング資金調達事例を紹介します。
Z世代のウェブマガジン「elabo(エラボ)」のスタートアップ・プロジェクト
Z世代の若者たちが、ウェブマガジンの運営拡大をするためのプロジェクトです。読者とのトークイベント開催やオフライン連動のウェブマガジン創刊、オリジナルグッズ販売のオンラインショップ運営などを目指しました。
リターンには、オンラインイベントチケットやオリジナルTシャツなどを用意。プロジェクトは成功し、約300万円の資金調達を達成しました。
Z世代向けウェブマガジンという、ターゲット層を絞った設計がわかりやすく素晴らしいです。 アイキャッチ画像やリターンのオリジナルグッズのデザイン性が高く、おしゃれな若者の心を掴んだのではないでしょうか。 若者向けということで、投げ銭枠の500円〜少額リターンがあっても良かったかなと思います。
https://camp-fire.jp/projects/464724/view
大洗町の新ポータルサイト「ARISE GIFT」制作プロジェクト
茨城県大洗町のスタートアップ企業が、地域のポータルサイトを制作するためのプロジェクトです。町を訪れる人がサイトを通じて素敵な「初体験」ができるよう、新しい発見がある情報サイトの制作を目指しました。
リターンには、コワーキングスペースの1日利用券や地域ブランドの食材などを用意。プロジェクトは成功し、約610万円の資金調達を達成しました。
達成率200%越えという大きな成果を得たプロジェクトです。 地域の魅力を全国各地の人に届けて体験してもらいたいという、地域の方にとっても旅好きの方にとっても、恩恵のあるプロジェクトでした。リターン内容が豊富で、地域ブランドの食材など、現地を訪れるのが難しい方向けの返礼品もありました。プロジェクトページの文章量が多かったため、もう少しキャッチーにまとめられると良いかなと思いました。
https://camp-fire.jp/projects/236327/view
まるで生きもの?撫でるとしっぽを振るロボットにプチサイズ登場!音にも反応!
東京のロボティクスベンチャー企業が、しっぽを振るロボットクッションのミニサイズを販売するためのプロジェクトです。既に人気商品となっているしっぽのついたクッション型セラピーロボットQooboの、ひとまわり小さいサイズのしっぽロボット「Petit Qoobo(プチ・クーボ)」の販売を目指しました。
リターンには、商品やお出かけ用サコッシュなど付属品を用意。プロジェクトは成功し、約1,300万円の資金調達を達成しました。
スタートアップ企業によるプロジェクトですが、既にクラウドファンディングを通じての商品販売実績があり、多くのファンを獲得していたことが大成功の鍵となったのではないでしょうか。初めて商品を知る人に対しても商品の魅力がしっかりと伝わるように、画像や動画、プロジェクトページは見やすくわかりやすく工夫されていました。類をみないユニークで画期的な新商品の開発販売プロジェクトとして、素晴らしい事例です。
スタートアップはクラファンを積極的に活用しよう(まとめ)
スタートアップの資金調達方法としては、借入や出資してもらうのが一般的です。売掛債権を売却したり、補助金や助成金を活用したりする手段もありますが、近年注目を集めているのは、クラウドファンディングを活用した資金調達方法です。
クラウドファンディングがおすすめな理由は、スタートアップとの相性がとても良いことです。経営実績がなくても、ユーザの心をつかむ画期的な商品やサービスであることをうまくアピールできれば、想定以上の資金を調達できる可能性があります。
テストマーケティングできたり、ファンや顧客を獲得できたり、資金調達以外のメリットもたくさんあります。弊社は、スタートアップ企業のクラウドファンディングを応援しています。専門的な知識を持ったスタッフが多く在籍しておりますので、クラウドファンディング立ち上げのご相談をお待ちしております。
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