クラウドファンディングの補助金とは?活用するときの注意点も紹介
2025年01月11日
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今回は、クラウドファンディング補助金について解説します。クラウドファンディングの補助金の例や探し方、活用するときの注意点も解説するので、ご参考にしてみてください。
クラウドファンディングの補助金とは
クラウドファンディングの補助金とは、国や自治体がクラウドファンディングの立ち上げに発生する費用の一部を補助してくれる制度のことです。プラットフォームの利用手数料や決済手数料、プロジェクトページの作成費用などの一部を支援してくれます。
ただし、クラウドファンディングの補助金は原則として、「精算払い」になります。精算払いとは、資金調達が完了しすべての決済が済んだあとに、お金が返ってくることです。
つまり、クラウドファンディングの補助金制度を利用できるのは、プロジェクトが成功し資金調達が完了した場合のみになります。補助金は後から申請し審査を受けたうえで資金を受け取るものであるため、クラウドファンディングの立ち上げ前の、成功するかわからない段階では原則として申し込めません。
クラウドファンディングの補助金の例
クラウドファンディングの補助金は、日本全国各地の自治体が制度を設けています。補助金の種類によって補助金額や条件などが異なるため、利用を検討する際は内容をしっかり確認しましょう。クラウドファンディングの補助金の例を紹介します。
愛知県春日井市「ウェブマーケティング事業助成金」
愛知県春日井市が事業者の情報発信や販路開拓、新事業展開を促進するため、ホームページやECサイトの構築、ネットショップの開設やクラウドファンディングの実施を支援する補助金です。上限金額・助成額は50万円、補助率は1/5で、対象者は中小企業・個人事業主です。
https://www.city.kasugai.lg.jp/business/kigyo/hanro/1034125.html
兵庫県養父市「養父市クラウドファンディング活用支援事業補助金」
兵庫県養父市が市内の事業者がクラウドファンディングを活用し資金調達をおこなうために、利用手数料の一部を助成することで、事業実施による産業の活性化につなげることを目的とした補助金です。上限金額・助成額は100万円、補助率は1/2で、対象者は法人・個人事業主・組合や団体です。
https://www.city.yabu.hyogo.jp/soshiki/sangyokankyo/shoko/1/11632.html
静岡県湖西市「湖西市スタートアップ等創業支援補助金(クラウドファンディング活用事業)」
静岡県湖西市が市内での創業並びに新商品の開発及び新サービス提供への挑戦を促進させるため、寄附型又は購入型によるクラウドファンディングを活用する場合における利用手数料の一部に対し、予算の範囲内において湖西市クラウドファンディング利用手数料補助金を交付する補助金です。上限金額・助成額は20万円、補助率は1/2で、対象者は中小企業・個人事業主です。
https://www.city.kosai.shizuoka.jp/soshikiichiran/sangyoshinkoka/shokoroseikakari/5/11343.html
クラウドファンディングの補助金の探し方
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クラウドファンディングの補助金の探し方には、以下の手段があります。
- 「自治体名+クラウドファンディング+補助金」でWEB検索する
- 「補助金ポータル」など補助金や助成金のまとめサイト内で検索する
- 市役所など自治体の窓口に問い合わせる
最も手軽なのは、WEB検索でリサーチすることです。関連するキーワードを入力し、利用できそうな補助金がないか調べてみましょう。インターネット上には補助金や助成金のまとめサイトもあるので、サイト内でキーワードを入れて検索するのもおすすめです。
市役所など、自治体の窓口に直接問い合わせることもできます。自治体の窓口に問い合わせるメリットは、インターネット検索では見つからなかった最新の補助金などを紹介してもらえる可能性があることです。
疑問点や不明点をその場で確認できるため、スピーディーに補助金の準備を進められるメリットもあります。補助金を探すときは募集期間や利用条件を細部までしっかり確認し、後から利用できなかったと判明することがないよう、気をつけましょう。
クラウドファンディングで補助金を活用するときの注意点
クラウドファンディングで補助金を活用するときの注意点は、細かい条件を確認することです。報告義務を守ることの徹底、審査に通るとは限らないことにも気をつけましょう。クラウドファンディングで補助金を活用するときの注意点を解説します。
細かい条件を確認する
クラウドファンディングの補助金には、細かい条件が定められています。対象者、締切日、目的など、すべてに目を通すようにしましょう。事前に自治体の窓口などで、補助金対象となるか確認できると安心です。
報告義務を守る
補助金の中には、報告義務が課されていることがあります。補助金を受け取った後の報告になるため、忘れないように気をつけましょう。個人や企業の信頼問題に関わるため、「貰いっぱなし」にならないよう注意を払うことが大切です。
審査に通るとは限らない
補助金を受け取るには、審査があります。条件を満たして申請しても、審査に通るとは限りません。クラウドファンディングで補助金の活用を検討する際は、万が一審査に通らなくても問題ないか、慎重に判断するようにしましょう。
クラウドファンディングをするときは補助金の活用を検討しよう(まとめ)
クラウドファンディングは、近年注目を集めている新たな資金調達方法です。国や自治体は、事業者が目的を達成するためにクラウドファンディングで資金調達することを応援しています。
クラウドファンディングの補助金の種類はさまざまで、全国各地の自治体が制度を設けています。補助金を活用できるかどうかは、申請する補助金制度が定めている条件によって異なります。補助金の利用を検討する際は事前に条件を細かく確認し、万が一審査に通らなくてもプロジェクトを実行できるか、慎重に判断することが大切です。補助金に関して疑問点や不明点がある場合は、弊社でもご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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