クラウドファンディング失敗したらどうなるの?得られるものとは
2024年12月02日
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今回は、クラウドファンディングの失敗リスクを解説します。失敗しても得られるものについても解説するので、ご参考にしてみてください。
クラウドファンディングの失敗リスクとは
クラウドファンディングでは基本的に、プロジェクトが成功すれば資金調達できますが、失敗すると1円も資金を得られません。※All in 方式では失敗しても集まった金額の資金調達ができます。
プラットフォームの手数料は、成功報酬型です。つまり、プロジェクトが失敗した場合、プラットフォームに手数料を支払う必要はありません。
損失を最小限に抑えられるため、クラウドファンディングは誰でも気軽に挑戦しやすいといえます。ただし、プロジェクトの立ち上げ自体に経費がかかることはあります。既にリターンを設計し発注していた場合などは、プロジェクトが失敗すると損失となってしまう点に注意が必要です。
また、クラウドファンディングに挑戦したけれど失敗したという事実が残るため、個人や企業にとってマイナスな実績となるリスクもあります。一方で、結果的に失敗したけれど、挑戦したという実績が讃えられることもあります。
失敗の経験を活かすことで、再びクラウドファンディングに挑戦し、見事成功を収めるケースも少なくありません。クラウドファンディングには失敗リスクがありますが、万が一失敗しても失うものが少ないため、今後に活かすことが大切です。
クラウドファンディングが失敗したらどうなるの?
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クラウドファンディングが失敗したらどうなるのかは、プロジェクトの形式によって異なります。「All or Nothing方式」と「All in 方式」という2つの形式があるため、プロジェクトの内容や目的に合わせて、適切な手段を選びましょう。クラウドファンディングが失敗したらどうなるのかを解説します。
All or Nothing方式では支援金を受け取れない
All or Nothing方式とは、プロジェクトが目標金額を達成した場合のみ、集まった資金が起案者に支払われ、目標金額に達しなかった場合は、全額が支援者に返金される仕組みの形式です。
この形式では、目標金額に1円でも及ばなかった場合、支援金は全額受け取ることができません。All or Nothing方式で失敗した場合、資金調達はできないことになります。ただし、プロジェクトを実行したりリターンを送付したりする必要はなく、プラットフォームに支払う手数料も発生しないのがポイントです。
All or Nothing方式は思い切った挑戦であることから、支援者の熱い支援を得られやすく、成功率が高いといわれています。
All in 方式では目標金額に達していなくても支援金を受け取れる
All in 方式とは、プロジェクトが目標金額を達成しなくても、集まった資金が起案者に支払われる仕組みの形式です。プロジェクトが失敗しても資金調達できるため、失敗リスクが低いといえます。
ただし、集まった金額に応じてプロジェクトを実行し、計画通りリターンを送付する必要があるため、資金不足に陥る可能性があります。プラットフォームに支払う手数料も発生するため、手数料を考慮しながら計画を進めなくてはなりません。
小さなプロジェクトや寄付型のプロジェクトに向いている形式といえるでしょう。
クラウドファンディングが失敗しても得られるもの
クラウドファンディングが失敗しても得られるものは、挑戦したという実績です。ファンやコミュニティ、市場のニーズや客観的な評価を獲得できるメリットもあります。クラウドファンディングが失敗しても得られるものを解説します。
挑戦したという実績
クラウドファンディングの挑戦では、プロジェクトの企画構成やリターン設計、マーケティング戦略、宣伝活動などさまざまなことに取り組みます。プロジェクトが結果的に失敗したとしても、クラウドファンディングに挑戦した実績は残ります。
クラウドファンディングの宣伝活動で個人や企業を知った人から、違う形でのお仕事が舞い込むこともあります。個人や企業の実績として、積極的にアピールしていきましょう。
ファンやコミュニティ
プロジェクトを進める過程で、ファンやコミュニティを獲得できることもあります。クラウドファンディングはプラットフォームを通じておこなわれるため、普段とは違う層のユーザからの関心を集め、新規販路開拓につながるのもメリットです。
クラウドファンディング終了後もファンやコミュニティとの交流を続けることで、顧客を増やすことができるでしょう。
市場のニーズや客観的な評価
クラウドファンディングを実行すると、市場のニーズや客観的な評価を得られます。特に、プロジェクトが失敗した場合は、何が悪かったのかを分析しやすいため、改善点を得られるのがメリットです。
市場のニーズや客観的な評価は、クラウドファンディングでテストマーケティングをしないと、なかなか得られないものです。改善点を活かして再びクラウドファンディングに挑戦すれば、成功確率は大きく高まるでしょう。
クラウドファンディングは失敗しても得られるものが多い(まとめ)
クラウドファンディングは失敗すると、基本的には資金調達ができません。プロジェクトの形式にもよりますが、失敗した場合は資金調達ができない代わりに、企画を実行したりリターンを送付したり、プラットフォームに手数料を支払ったりする必要がなくなります。
失敗したとしても損失を最小限に抑えられるため、失敗リスクは低いといえるでしょう。万が一、クラウドファンディングが失敗した場合は、改善点を活かして次につなげることが大切です。
クラウドファンディングに挑戦したという事実は、アピールできる実績にもなります。失敗リスクを恐れず、失敗しても得られるものがあることを念頭に、クラウドファンディングに挑戦して夢や目標を達成してくださいね。
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