クラウドファンディングの寄附金控除の条件【メリット・注意点】
2024年11月27日
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今回は、クラウドファンディングの寄附金控除の条件を紹介します。クラウドファンディングの支援金を寄附金控除するメリットや注意点も解説するので、ご参考にしてみてください。
寄附金控除とは
寄附金控除とは、寄付の金額に応じて税制上の優遇措置を受けられる制度のことです。ただし、全ての寄付金が対象となるわけではありません。寄附金控除の対象となるのは、国や地方公共団体、認定NPO法人などに寄付をし、特定の条件を満たした場合です。
寄附金控除に関する事項を記載した確定申告書に必要な書類を添付し申告することで、寄附金控除を受けることができます。
クラウドファンディングの支援金を寄附金控除の対象とするための条件
クラウドファンディングの支援金を寄附金控除の対象とするための条件は、「寄付先」、「寄付証明書」、「確定申告」の項目が関与します。クラウドファンディングの支援金を寄附金控除の対象とするための条件を詳しく紹介します。
寄付先
寄附金控除の対象となる寄付先は、国や地方公共団体、特定公益増進法人などです。独立行政法人や社会福祉法人など、その他にも対象となる法人は多数あります。
クラウドファンディングでは、個人や一般企業だけでなく、国や地方公共団体、NPO法人など、さまざまな人や機関がプロジェクトを立ち上げています。プロジェクトの起案者が寄付金控除の対象となる寄付先であり、寄付型のクラウドファンディングを実施している場合は、支援金額が控除される可能性があります。
寄付証明書
寄附金控除を申告するためには、「寄付金受領証明書」などの寄付証明書が必要になります。寄付証明書は、寄付先から発行してもらいます。寄付が寄附金控除の対象となるか確認するためにも、クラウドファンディングの支援をする前に、寄付証明書の発行に関する記載があるか、プロジェクトページを確認しましょう。
確定申告
寄附金控除を受けるためには、確定申告をする必要があります。確定申告書に寄付をおこなった団体名、寄付金額など寄附金控除に関する事項を記載し、寄付証明書などの必要資料を添付しましょう。寄附金控除として申告できる額は、原則として所得の40%が上限となります。
クラウドファンディングの支援金を寄附金控除するメリット
クラウドファンディングの支援金を寄附金控除するメリットは、所得税や住民税の負担を軽減できることです。他の控除と同じように、大きな節税効果があります。節税につながるだけでなく、支援したプロジェクトが実現することで、社会貢献を果たすこともできるのがメリットです。
クラウドファンディングの支援金を寄附金控除するときの注意点
クラウドファンディングの支援金を寄附金控除するときの注意点は、寄付型のプロジェクトへの支援であれば、すべて対象となるわけではないことです。
特定の団体への寄付のみが対象となるため、寄附金控除を目的にプロジェクトを探す場合は、寄付先をしっかり確認するようにしましょう。クラウドファンディングのプラットフォームによっては、寄附金控除対象のプロジェクトにはマークが付いているなど、わかりやすく開示されていることもあります。
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