クラウドファンディング挑戦にはいくらかかる？手数料が高い理由や調達金額の平均を紹介！

クラウドファンディング挑戦にかかる費用

クラウドファンディングは、基本的に成功報酬型になります。よって、プロジェクトを立ち上げても成功しなければ、手数料などの費用は発生しません。クラウドファンディング挑戦にかかる費用を詳しく解説します。

プラットフォームの手数料（成果報酬型）

クラウドファンディングのプラットフォームの手数料は、基本的に成果報酬型です。プラットフォームに登録したり、プロジェクトを立ち上げて掲載したりするのに、費用は発生しません。

クラウドファンディングに挑戦すること自体に手数料を支払う必要はなく、誰でも気軽に挑戦できます。プラットフォームの手数料が発生するのは、プロジェクトが目標金額を達成し、成功した場合です。

※「All in方式」でおこなう場合は成功しなくても集まった分だけの資金調達ができるため手数料が発生します

手数料は、クラウドファンディングで集めた金額に応じて変動する「割合」で決められています。たとえば、手数料が20%のプラットフォームでクラウドファンディングが成功し、資金100万円を集められたとします。

手数料としてプラットフォームに支払うのは20%分の20万円で、手元に残るのは残りの80万円です。クラウドファンディングの目標金額を設定するときは、手数料を考慮して判断することが大切です。

プロジェクトの立ち上げ経費や商品開発経費

クラウドファンディングのプラットフォームの手数料は成果報酬型で、プロジェクトが失敗してしまった場合、費用は発生しません。ただし、プロジェクトの立ち上げや商品開発に、経費としての費用が発生する可能性があります。

プロジェクトの立ち上げや商品開発にかかった経費は、クラウドファンディングが失敗した場合、損失になります。経費が大きくなる場合は、損失を防ぐためにも、クラウドファンディング成功のために力を注ぎましょう。

リターンの開発・配送費用

リターンとしてオリジナルグッズを開発する場合の費用や、プロジェクトが成功した場合のリターンの配送費用なども、考慮しておく必要があります。

リターンとしてオリジナルグッズを開発する場合、プロジェクト終了後に支援者の数に応じて受注生産のような形で発注するのが一般的です。受注生産形式では注文数によって単価が変動するため、見積もりとは異なる金額になる可能性があります。

支援者数が多くなると、リターンの配送費用や配送準備にかかる人件費なども膨らむため、計画どおりに進められるよう、さまざまなパターンを想定しておきましょう。

クラウドファンディングの手数料が高い理由

クラウドファンディングの手数料が高い理由は、プラットフォームの運営コストにあります。運営には多数のプロジェクトを円滑に運営するためのシステム開発費や、決済システムやサポート体制の維持費などが発生しています。

新規会員の獲得や支援者への情報発信やサポート、プラットフォームの認知度向上のためのマーケティング費用なども必要です。また、クラウドファンディングは、すべてのプロジェクトが成功するわけではありません。

成功したプロジェクトから得られる手数料で、失敗したプロジェクトの費用を補填しなくてはならないのも、手数料が高い理由となっています。ただし、クラウドファンディングのプラットフォームの手数料は成功報酬型で、成功した場合にのみ費用が発生するため、リスクを最小限に抑えて挑戦できることがメリットです。

手数料は集められた資金の金額に応じて変動し、複雑な加算方式などがなく、明朗計算できる点もメリットといえるでしょう。

クラウドファンディングの調達金額の平均

クラウドファンディングの調達金額の平均は、プロジェクトのジャンルによって変わってきます。日本最大手クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」の統計データによると、調達金額の平均金額が最も多いのは「アニメ・漫画」の約230万円で、最も少ないのは「ビジネス」の約40万円です。

既存のファンが多いジャンルやリターンの単価が高いカテゴリーは、調達金額の平均が高くなる傾向にあります。

クラウドファンディングには、3分の1の法則があります。

“3分の1の法則とは、支援者の3分の1は「自分の直接の友人・知人」、次の3分の1は「自分の友人や知人の友人・知人」、残りの3分の1が「サイトなどを通じてプロジェクトを知る、全く知らない人」になることが多いと言われている法則です。”

引用元：CAMPFIRE ACADEMY　目標金額の設定でおさえたい3つの視点

クラウドファンディングの目標金額を考えるときは、3分の1の法則を意識して、まず自分の周りの友人・知人から、どのくらいの支援が見込めそうかを考えてみるのがおすすめです。

クラウドファンディングの手数料は成果報酬型（まとめ）

クラウドファンディングに挑戦するだけであれば、基本的に費用は発生しません。プラットフォームの手数料は成果報酬型で、プロジェクトが成功した場合にのみ、資金調達額から差し引かれるからです。ただし、プロジェクトの企画や商品開発に経費が発生する場合、クラウドファンディングが失敗するとそれらの経費は損失になってしまいます。

クラウドファンディングは誰でも気軽に挑戦できますが、失敗する可能性も考慮して、経費の計算をする必要があります。クラウドファンディングで失敗して損失を出さないためにも、弊社には経験豊富なスタッフがいますので、お気軽にご相談ください。